【リハビリテーションとは】
病気や怪我で障害を受けた患者さんの身体的、社会的、職業的自立を援助するのが大きな意味でのリハビリテーションです。当施設では、介護保険において理学療法、作業療法をおこなっております。
【理学療法】
徒手療法や運動療法を中心に行ない、機能障害の改善や基本動作(寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行)などを行いやすくするお手伝いをします。
【作業療法】
ADL(身の回り動作)や精神面状態の改善を目指し、様々な作業活動を用いて治療・指導・援助を行っています。
【当施設で行うリハビリテーション】
・入所リハビリテーション
老人保健施設入所者を対象に行うリハビリテーションです。老人保健施設は病院を退院後、ご自宅や地域に帰るまでの中間施設に位置付けられており、能力向上によりご自宅での生活ができるようお手伝いしたり、機能維持といった慢性期のリハビリにも対応しています。
入所者ほぼ全員に概ね週2回のリハビリを実施しており、必要性に応じて入所後まもなくのご利用者様には週3回以上短期集中的にリハビリを提供することも可能です。
・通所リハビリテーション(デイケア・予防デイケア)
機能・能力の維持向上によって、在宅で生活する要介護状態の利用者が少しでも長く在宅生活を継続できるようお手伝いをしていきます。療法士による個別療法だけでなく、他利用者と交流をしたり、入浴や整容、排泄などの練習やお手伝いをしたりと、利用時は日中の生活全般の中でのリハビリを行っています。
また、要支援利用者には、運動器機能向上のための運動プログラムを施行し、状態の維持・ 向上を図っています。
【特色】
当施設のリハビリテーションでは、専門の療法士を3名配置しており、集団的で体操やレクリエーションの延長であるように感じさせるリハビリを極力避け、担当制のもと、各療法士が機能評価を行い、個別のリハビリ計画を立案し、各療法士が治療にあたっています。
設備の面では、介護予防や動作能力の改善に効果が期待されている、パワーリハビリテーションのマシーンを上肢用1台、下肢用1台設置しており、筋力の向上だけでなく、動作に参加する筋肉を増やし、活性化することで、動作能力や姿勢の改善が得られ、ご利用者・ご家族様からもご好評いただいております。
また、各種の運動プログラム以外に、認知面の低下予防としてのプログラムや少しでも刺激のある時間を過ごしていただくことも目的としての作業療法も行なっています。
一人一人のご利用者様の身体及び精神機能の現状に合わせての働きかけを行ないながら、残存機能を生かしての自立支援とともに意欲的な日常生活につながるよう心がけております。
作業療法士:米田、神保 理学療法士:髙沼、赤松